但馬牛のA5ランク

但馬牛にも格付けランクがあり、その多くがA5ランクとなっています。
お肉で言うA５ときくととても美味しいモノというふうにイメージをされる方が多いかと思います。実際いい肉質だと評価されたものであり美味しい可能性が非常に高い等級と言えるかと思います。
A5はすごくいいんだと漠然と考えている方が多いかと思いますが、実際食す時にはA5でなくても美味しく食べることも可能です。

アルファベットのAの部分は歩留まり等級を表しており、Aはその中で一番評価の高い等級です。（A〜Cの3段階評価）
歩留まりとは、１頭から取れる枝肉（骨や皮など直接食べることのできない部分を除いたお肉）の割合を表しています。
数字の部分の5は肉質等級を表しており、5はその中で一番評価の高い等級です。（１〜５の5段階評価）
肉質とは霜降りの入り方や赤身や脂肪の色を総合的に判断して決められます。

つまりA５とは歩留まりのよい、見た目の綺麗なお肉のことを表しています。
すなわちB５というのは歩留まりがAよりは少し悪いが見た目はよいお肉と言えます。
流通に携わる人間であればA〜Cの評価というのは非常に重要になるかと思いますが、消費者の立場から言うとAであろうがCであろうが、５のお肉であれば美味しい可能性が高いと言えます。
もしお店でB５が出てきたとしてもそれはよいお肉であることは間違いないので、充分に味わってお召し上がりください。